コラム

2024.08.13

集中力が続かない人必見!対策・原因・理由を紹介

シェアする

集中力が続かないときの対策方法

集中力が続かないときの対策方法として、主に以下の8つが挙げられます。

  • 集中できる環境を作る
  • 深呼吸をする
  • 小休憩をとる
  • 昼寝をする
  • 甘いものを食べる
  • 誘惑を断ち切る
  • 自分に合った難易度の作業をする
  • マルチタスクを避ける

集中できる環境を作る

集中力が続かないときの対処法として、集中できる環境を作ることが挙げられます。デスクの上を整理整頓をすることで、作業に関係のないものが視界に入らないようにしましょう。脳に余計な情報を入れないことで集中できるようになり、作業効率も上がると言われています。

また雑音が気になる場合は、静かな場所に移るか音楽を聞くことで対処すると良いでしょう。

深呼吸をする

深呼吸をすることも、集中力が続かないときの対処法として良いと言われています。

深呼吸をすることで、効率よく酸素を脳に届けることができ、頭の中がクリアになることが多いです。

そのため、集中が切れてしまった際に深呼吸をすると、作業に集中して取り組めるでしょう。

深呼吸習慣化デバイス「ston s」

  • 「ston s」は、エナジードリンクでも、電子タバコでもない深呼吸を習慣化することを目的としたデバイス
  • 罪悪感0で瞬間リフレッシュが可能

小休憩をとる

集中力が続かないとき、小休憩をとることも良い対処法だと言われています。長い時間の作業は疲労の蓄積に繋がり、集中力が落ちてしまう場合があります。そのため、小休憩により体を休ませ気分転換をすることで、その後の作業に集中できるようになるでしょう。

小休憩の目安として、1時間の作業につき5分程度休むと良い場合が多いです。

昼寝をする

昼寝をすることも、集中力が続かないときの対処法としておすすめと言えます。昼寝をすることで蓄積していた疲労が回復し、気分転換になる場合があります。なお、昼寝のしすぎは逆効果になるケースもあるため注意が必要です。

20分程度の昼寝が良いと言われているため、集中力の低下を感じたときに試してみると良いでしょう。

甘いものを食べる

集中力が続かないときの対処法として、甘いものを食べることもおすすめと言えます。

集中力が切れているとき、頭の中のエネルギーが不足している場合が多いです。そこで、甘いものを食べることでエネルギーの源となるブドウ糖を摂取することができます。その結果、頭の中のエネルギーが補充され、集中して作業に取り組めることが期待できます。

なおブドウ糖はお菓子や果物に多く含まれているため休憩中などに食べると良いでしょう。

誘惑を断ち切る

誘惑を断ち切ることで、作業に集中できる可能性があります。取り組んでいる作業よりも魅力的なものが近くにあると、注意力が散漫になり、集中が続かないことが多いです。

例えば、スマホや友達からの遊びの誘いなどの誘惑を断ち切ることで、目の前の作業に集中できるでしょう。

自分に合った難易度の作業をする

自分に合った難易度の作業をすることで、作業に集中できることがあります。人が新しいことに挑戦するとき、作業のレベルが合っていないと、集中して取り組むことが難しくなると考えられています。

そのため、作業のレベルは低すぎず、高すぎることもない程度に調整すると良いでしょう。例えば、「頑張ればできる可能性がある」程度のレベル感にすることがおすすめです。

マルチタスクを避ける

作業に集中できないときマルチタスクを避けることも良い対処法でしょう。マルチタスクをしていると異なる作業をするたびに頭の意識を切り替えて作業しているため、集中しにくいです。

そこで、「今から2時間は数学をやる」というように今やるべきことや時間を決めて作業すると、集中しやすくなるでしょう。

集中力が続かない原因・理由

集中力が続かない原因として、主に以下の5つが挙げられます。

  • 作業する環境が良くない
  • 脳に必要な栄養が届いていない
  • 満足に睡眠をとれていない
  • 心身の健康状態が良くない
  • 荒れた食生活をしている

作業する環境が良くない

集中力が続かない原因として、作業する環境が良くないことが挙げられます。作業する環境が整理されていなかったり、騒々しいなど、注意が逸れやすい環境であると集中しにくいでしょう。

これは、多くの情報が頭に入ることで、頭が作業以外の余計な処理をしているからだと言われています。

脳に必要な栄養が届いていない

脳に必要な栄養が届いていないことで、集中が続きにくくなっている可能性があります。脳に必要な栄養素とは主にブドウ糖であり、脳はブドウ糖からエネルギーを生成し、神経伝達や情報の処理をしています。

そのため、ブドウ糖が不足してしまうと脳のパフォーマンスが低下し、集中できなくなるでしょう。例えば、ダイエットの一環としてブドウ糖の源となる主食を食べない人も多いですが、これにより集中しにくくなるケースがあります。

満足に睡眠をとれていない

満足に睡眠をとれていないことも、集中力が続かない原因の一つでしょう。満足に睡眠をとれていない状態では、心身に疲れが残っていることが多いです。そして、睡眠不足や疲労など体の調子が悪い部分へ意識が向きすぎてしまい、集中力が低下してしまうと言われています。

夜に7時間程度の睡眠時間を確保したり、仮眠をとることで改善できる可能性があるため、試してみると良いでしょう。

心身の健康状態が良くない

心身の健康状態が良くないことも、集中力が続かない原因の一つだと言われています。心身の健康状態が良くないときは睡眠が不足しているときと同様に、体の調子が悪い部分を意識しすぎてしまうため、集中力が低下してしまうと考えられています。

心身の健康状態の悪化は栄養バランスを意識した食事をとることや、規則正しい生活習慣を送ることで予防できるため、意識すると良いでしょう。

荒れた食生活をしている

集中力が続かない原因の一つとして、荒れた食生活をしていることが挙げられます。荒れた食生活をしていると、栄養が偏ってしまうことが多く、体調不良に繋がるでしょう。その結果、注意力が散漫になり、集中しにくくなることがあります。

集中力が続かない人に見られる特徴

集中力が続かない人に見られる特徴として、主に以下の4つが挙げられます。

  • 他のタスクを同時並行で作業している
  • 休憩時間が少ない/li>
  • 他人の評価を意識しすぎる
  • ネガティブ思考になっている

他のタスクを並行して作業することに慣れてしまうと、一つのタスクに集中する能力が低下する恐れがあります。また、休憩時間が少ないと心身に疲れがたまり、集中力が続きにくくなるでしょう。

以上から、一つのタスクに集中して作業し、適度に休憩をとることで、作業効率を上げることができると言えます。

また、他人の評価を意識しすぎてしまったり、ネガティブ思考になりやすい人も集中が続きにくい傾向があります。これは、取り組んでいるタスクではなく、自分に向けられる目や、作業に関係のないことを意識してしまっているためだと考えられています。

このような人たちは、好きな音楽を聞くなどをしてリラックスしてから作業に取り掛かると、余計なことに意識が向きにくくなるためおすすめでしょう。

集中力を維持するポイント

集中力を維持するポイントとして、以下の6つが挙げられます。

  • 運動を習慣化する
  • ご飯を食べすぎない
  • 作業を細分化して計画を立てる
  • 栄養バランスを意識した食事をとる
  • 快適な睡眠をとる
  • 空調の設定温度を見直す

運動を習慣化する

運動を習慣化することで、集中力を維持できることがあります。習慣的に運動をすることで、体力がつき、疲労が蓄積されにくい体を作ることができると言われています。心身に疲労が蓄積されていると集中しにくいため、運動をすることで体力をつけると良いでしょう。

また、ジョギングなどの軽い運動には、血の流れを良くする効果があると考えられており、脳に酸素が届きやすくなるため、集中しやすくなる場合が多いです。

ご飯を食べすぎない

集中力を維持するポイントとしてご飯を食べすぎないことも大切でしょう。ご飯を食べすぎてしまうと血糖値が急上昇し、この血糖値を下げようとホルモンが分泌され血糖値を下げます。この血糖値の急激な変動により眠くなってしまい、集中が維持できなくなると考えられています。

そのため、ご飯は、腹八分目を意識して食べると良いでしょう。

作業を細分化して計画を立てる

作業を細分化して計画を立てることで、集中を維持しやすくなる可能性があります。明確な目標を設定し、その目標に向けた計画を練ると良いでしょう。そうすることで、一日にやるべきことが明確になり、集中力を維持しやすくなることが多いです。

栄養バランスを意識した食事をとる

栄養バランスを意識した食事をとることで、集中力を維持することができるでしょう。栄養バランスが崩れていると、脳のエネルギーが不足し、集中力が低下すると考えられています。

食事では栄養が満足にとれていないと感じたときは、サプリメントや健康食品を試してみると良いでしょう。

快適な睡眠をとる

快適な睡眠をとることで、集中力の維持に繋がりやすいと言われています。良い睡眠をとることで、体に溜まった疲れを解消し、作業に集中できる場合が多いです。なお、快適な睡眠をとるためには生活習慣を整え、寝室の環境を自分に合わせることが重要でしょう。

空調の設定温度を見直す

集中力を維持するポイントの一つは、空調の設定温度を見直すことでしょう。

部屋が温かすぎたり寒すぎたりすると、頭が働かなくなってしまったり、体が冷えてしまうことにより、集中の維持が難しくなることが多いです。そのため、空調の設定温度を自分に合わせることで、集中を維持しやすくなる可能性があります。

なお、人や季節によって快適と感じる温度は異なりますが、冬には21度〜23度、夏には24度〜26度を目安に設定すると良いでしょう。

集中力が続かないことに関連するよくある質問

勉強中に集中力が続かないときの対処法はありますか?

勉強中に集中力が続かないときは、勉強する教科を変えると良いでしょう。勉強のやる気が出ないときに、同じ教科の勉強をし続けていても集中できる可能性は低いです。

集中力が続かないと感じた場合、異なる教科の勉強を始めると集中できる場合が多いため、試してみると良いでしょう。

集中力が続かないときどのような栄養素が不足していますか?

カルシウムやマグネシウムが不足しているケースが多いです。これらの栄養素は不足している日本人が多いと言われており、脳内で情報を伝達する働きの一助となっています。そのため、これらの栄養素が不足すると、記憶力や集中力が低下する恐れがあります。

集中力が続かないとどのような影響がでますか?

集中力が続かない場合、ミスが多発したり、やる気の低下などの影響が生じる可能性があります。集中力の低下により、細部まで目が届かずにミスをしてしまったり、作業に深く入り込めないためにやる気が湧かないなどの悪影響が生じることがあります。

人はどれくらいの時間集中力を維持できますか?

人が集中を維持できる時間は、30分程度と言われています。そのため、長時間の集中を維持したいときは、休憩を挟みつつ短い集中を何度も重ねることを意識すると良いでしょう。

【監修者プロフィール】

江東こころのクリニック院長 

谷本 幸多朗 医師

九州大学医学部卒業後、帯広第一病院にて救急医療や外科及び内科の研修を経験する。

2013年より久喜すずのき病院にて精神科急性期医療を後期研修し精神保健指定医となる。

2018年より江東区にて一般メンタルクリニックに加えて認知症デイケアを併設した物忘れ外来も行う精神科クリニックである江東こころのクリニックを開業し、現在に至る。

主な経験

  • 精神保健指定医の経験あり
  • 製薬会社主催の各講演会や地域の医療職対象の勉強会において講演や座長の経験多数あり

シェアする

HOME コラム 集中力が続かない人必見!対策・原因・理由を紹介