コラム

2024.08.09

集中力を高める方法を厳選!日常生活で簡単にできる方法を紹介

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集中力とは?

集中力とは、ある事象に注意や意識を集め、取り組み続ける力のことを指します。自身の好きなことに取り組んでいる際は、周りが気にならないほど集中できる場合もあるでしょう。しかし、勉強や仕事など自身が好きではないことに取り組む際に、集中力を保ち続けることは難しいと感じる人も多いです。

集中力が高い状態だと自分の実力を出しやすくなるため、集中力を高める方法を知っておくことは重要であると言えます。

【日常生活で簡単にできる】集中力を高める方法6選

日常生活で簡単にできる集中力を高める方法には、以下の方法があります。

  • 糖分を摂取する
  • 深呼吸をする
  • タスクを整理する
  • マルチタスクをしない
  • デスクを整理整頓する
  • 作業用に音楽を聴く
  • 仮眠をとる

糖分を摂取する

集中力を高める方法として、糖分を補給する方法が挙げられます。物事に集中して取り組むには頭を使うため、脳のエネルギーが不足しやすいです。

糖分を摂取することで不足した脳のエネルギーを補充できることから、糖分には集中力を高める効果があると言われています。糖分の代表的な例として、ブドウ糖が挙げられます。ブドウ糖とは、果物やお菓子などに含まれている単糖類の糖質です。

ブドウ糖には、エネルギーの補充に加え、眠くなりにくくなったり記憶力を高める効果もあると考えられています。なお、市販のラムネなどからでも簡単にブドウ糖を摂取できることから、手軽に試しやすいと言えます。

深呼吸をする

深呼吸をすることで、集中力を高められることがあります。

意識をして深呼吸をすることで、酸素を脳に届けることができ、頭の中がクリアになると言われています。

そのため、深呼吸をしてから作業を行うと、集中して取り組みやすくなるでしょう。

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タスクを整理する

タスクを整理することで、集中力が高まる可能性があります。一日にやらなければならないタスクを列挙し、優先度と期限を決めると良いでしょう。タスクの優先度を事前に決めることで、タスクをこなす順番が明確になり、集中して作業しやすくなります。

また、タスクに期限を決めることで、気が緩んだ時間が減り、集中して取り組める場合が多いです。タスクの進捗を可視化することで、達成感を感じやる気が出やすいため、次のタスクも集中して取り組みやすくなるでしょう。

マルチタスクをしない

マルチタスクをしないことで、集中力が高まりやすくなります。人間の脳は、一つのタスクにフォーカスしやすいようにできているため、マルチタスクがしにくい構造であると言われています。

問題なくマルチタスクをこなしているつもりでも、実際は脳が処理するタスクをその都度切り変えており、結果として集中を妨げる要因となっている場合があります。一つのタスクが終わるまでほかのタスクには触れないことで、目の前のことに集中力を高めやすくなるでしょう。

デスクを整理整頓する

デスクを整理整頓することで、集中力を高められる場合が多いです。脳は物が目に入ると、その情報を無意識で処理すると考えられています。

デスクの上に物が散らかっていると処理する情報が多くなってしまい、集中しにくくなる可能性が高いです。勉強や仕事をするデスクの上に、ノートや必要のない書類などが散らかっている人は注意する必要があると言えるでしょう。デスクで作業をするときは、作業に必要なもののみを置いておくことが重要です。

また、スマホの通知は集中を妨げる要因となるため、目に入らない場所にしまうことをおすすめします。

作業用に音楽を聴く

作業用に音楽を聴くことで、集中力が高まる場合もあります。

音が全くない空間で勉強する場合に比べ、音楽が流れている空間の方が集中しやすいと感じる人もいるでしょう。音楽には気持ちを和らげる効果もあることから、リラックスして作業を進めやすくなると言えます。また、テンポの速い音楽には、気分を上げ眠気を払う効果が期待できるでしょう。

しかし、歌詞を理解しようとすると作業ではなく音楽に集中してしまう場合があるため、注意が必要です。

仮眠をとる

仮眠をとることも、集中力を高めるためにおすすめの方法であると言えます。眠さから仕事や勉強に集中できない場合、仮眠をとることで適度に眠気を解消できるため、その後の仕事や勉強に集中しやすくなるでしょう。

仮眠は10分〜15分を目安としてとると、気分転換の効果が高まりやすいと考えられています。とはいえ仮眠を取りすぎてしまうと、逆効果となる可能性があるため注意が必要です。

集中力を高まらない原因

集中力が高まらない原因として、主に以下の4つの原因が挙げられます。

  • 集中できる環境にいない
  • 同じことを長い時間やっている
  • 悪い生活習慣を送っている
  • 心身が健康な状態ではない

集中力を高めるためには、集中力を高めるための環境作りが重要です。デスク上で物が散乱している、部屋の設定温度が適切でない、騒がしい音が聞こえるなどの環境の場合、作業に集中しにくくなってしまうと言えます。

また、同じ作業を長時間続けることも、集中力が高まらない原因となり得ます。長時間の同一作業は、飽きを引き起こしやすいです。人が集中できる時間には限界があるため、適切な時間で場所を変えたり、作業の内容を変えると良いでしょう。

他にも偏食や睡眠不足などの悪い生活習慣に陥ると、気が散りやすくなり集中しにくくなるため、注意が必要です。疲労していたり不安を抱えているなどの心身が健康な状態でない場合も、集中が切れやすい傾向があります。

以上の内容を理解し、本記事で紹介した集中力を高める方法を試すことで、集中して日々の仕事や勉強に取り組みやすくなるでしょう。

集中力を高めるポイントとは

集中力を高めるポイントには、主に以下の3つの内容が挙げられます。

  • 空腹感のコントロールをする
  • 体の調子が悪い状態を放置しない
  • 休憩と作業の時間を曖昧にしない

お腹の減り具合をコントロールすることで、集中力を高めやすくなる場合があります。お腹が満たされすぎている状態やお腹が空いた状態は、集中力を維持できないことが多いです。

他にも体の不調を放置しないことも、集中力を高める上で重要です。気に止めないような些細な不調であっても、長期にわたって放置すると体に悪影響が出てしまう場合があるため注意しましょう。

また、休憩と作業の時間を曖昧にしないことも、集中力を高めるポイントの一つです。例えば「これから2時間は集中しよう」のように集中する時間を自身で決めることで、気が緩んでいる時間を減らせる可能性があります。

集中力を保てるのはせいぜい十数分

人が集中力を保てるのは、せいぜい数十分であると言われています。具体的には、高い集中力を保てるのは15分程度、適度な集中力の維持は90分程度が限度だと考えられています。

そのため、長時間集中をしようと無理に努力するのではなく、適度に休憩を入れて気分転換をすることが重要と言えます。

集中力を高める方法に関するよくある質問

集中力を高める生活習慣とは?

集中力を高める生活習慣を実現するためには、適度に運動をすることが重要です。有酸素運動は、脳血流量を上げる効果があるため集中力を高められる可能性があると言われてます。

最初は、自身の生活に取り入れやすい運動を習慣化することをおすすめします。

15分・45分・90分の法則とは?

15分・45分・90分の法則とは、人の集中力を保つことができる時間のことを指します。この法則においては、人が高い集中力を保てる時間は15分であり、子供は45分、大人は90分が集中力を維持できる時間だと考えられています。

作業をする際は、15分・45分・90分の法則を念頭に置いて計画を立ててみることをおすすめします

【監修者プロフィール】

江東こころのクリニック院長 

谷本 幸多朗 医師

九州大学医学部卒業後、帯広第一病院にて救急医療や外科及び内科の研修を経験する。

2013年より久喜すずのき病院にて精神科急性期医療を後期研修し精神保健指定医となる。

2018年より江東区にて一般メンタルクリニックに加えて認知症デイケアを併設した物忘れ外来も行う精神科クリニックである江東こころのクリニックを開業し、現在に至る。

主な経験

  • 精神保健指定医の経験あり
  • 製薬会社主催の各講演会や地域の医療職対象の勉強会において講演や座長の経験多数あり

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