2024.10.04

緊張しいとは?意味や読み方から緊張しいな人の特徴・改善方法まで一挙解説!

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【意味や語源も解説】緊張しいとは

緊張しいとは、緊張しやすい人という意味です。

関西では、人の特徴を表現するときに、良い恰好をしたがる人を「ええかっこしい」、気にしすぎる人を「気にしい」など「〜しい」と表現する場合があります。そのため、緊張しいは関西の方言であり、標準語の緊張しやすい人と同じ意味だと言えます。

初対面で自己紹介するときに顔が赤らんだり、大勢の前で発言をする際に言葉に詰まったりしてしまう人は「緊張しい」に当てはまると言えるでしょう。また、手足の震えや動悸、冷や汗が止まらないなど、緊張時に見られる症状はさまざまだと言われています。

なお、あがり症や人見知り、恥ずかしがり屋なども「緊張しい」と近い意味で使われることが多いです。

緊張しいな人の特徴

緊張しいな人の特徴について、以下の2つの観点から紹介します。

  • 行動面
  • 性格面

行動面

モジモジする

モジモジしてしまうのは、緊張しいな人に多い特徴だと言われています。

本人にその気がなくても、緊張感からパニック状態になり、返事をしなければならないシーンで固まってしまうことがあります。

このような行動は、態度や言動があいまいになりはっきりと発言できなくなるため、モジモジしていると受け取られやすいです。

例えば、話している時に目が合わせられない人や目が泳いでしまう人、うつむいてボソボソ話す人などは緊張しいの可能性があります。

手足が震える

手足が震えることも、緊張しいな人に見受けられる特徴と言えるでしょう。

手足の震えは、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が刺激されることによって引き起こされる場合が多いと考えられています。また、自律神経は緊張によりストレスを感じた時に崩れやすいと言われています。

そのため、注目されたり、人前に出る時に手足が震えることが多い人は、緊張しいに当てはまる可能性が高いです。

手足の震え以外にも、めまいや頭部の震え、手足のしびれといった症状が出るケースもあります。

声が上ずる

緊張しいな人の特徴として、声が上ずりやすいことが挙げられます。

緊張すると体に力が入り、喉の筋肉がこわばった状態になるため、通常の声よりも高くひっくり返ったような声が出てしまうことがあります。なお、話始める時や咄嗟に声を出したときに、声が上ずりやすいため、注意が必要です。

言葉が出てこなくなる

言葉が出てこなくなることも、緊張しいな人の特徴の1つだと考えられています。

過度な緊張からストレスを感じると、扁桃体の働きが活発になり、恐怖や不安を感じて交感神経が優位な状態になりやすいです。

交感神経が優位になると、呼吸が浅くなったり心拍数が上がったりするのに対し、理性をつかさどる前頭前野の働きが鈍くなるため、言葉が出てこなくなると言われています。

赤面する

緊張しいな人の特徴の1つとして、赤面することが挙げられます。

緊張して顔が赤くなるのは、心拍数が上がり顔の毛細血管に流れる血液の量が増えるためであるとされています。また、自律神経のバランスが乱れることにより、顔が火照ったり体温が上がったりするケースもあります。

経験を積むことで改善する場合もありますが、なかなか治らない場合は、投薬治療を受けることも可能なため、検討すると良いでしょう。

性格面

真面目である

緊張しいな人は、真面目な性格であることが多い傾向にあります。

「失敗したくない」「失敗するわけにはいかない」と強く思うあまり、適度に力を抜くことができず、常に緊張している状態になりやすいです。

緊張しいな人は、真面目に取り組んでいるからこそ、不安や焦りも人一倍感じやすいと言えます。

人見知りをしやすい

人見知りをしやすいことも、緊張しいの人に多く見られる性格だと考えられています。

緊張しいの人は、初対面の人と話すことが苦手な場合が多いです。このような人は、相手の性格や考え方がわからず、相手にどう思われるかを気にしすぎることにより緊張してしまうでしょう。

また、上手く話題を提供したり、当たり障りのない会話で繋ぐこともできず、間ができるとさらに緊張してしまうという悪循環に陥りやすいため、注意が必要です。

マイナス思考をする

緊張しいの人は、マイナス思考に陥りがちな性格をしていることが多いです。

緊張しいの人は、これまでに自身の力で乗り越えて成功したという経験が少なく、自分に自信がないことから後ろ向きな思考をしやすいと言われています。

このような人は成功するイメージや、どうにかなるというプラスな考えを持てず、不安感ばかりが募り、緊張してしまうでしょう。

何事も完璧にこなしたいと思う

何事も完璧にこなしたいと思うことも、緊張しいの人の主な特徴だと言われています。

緊張しいの人に限らず、人は「失敗できない」「失敗したらあとがない」というシーンでは緊張しやすいです。

何事も完璧にこなしたいと思う人は、他の人と比べて上記のように感じることが多く、失敗を許せないため緊張してしまうと考えられています。また、何事にも準備万端で臨むものの、突然のハプニングやトラブルに臨機応変に対応できず、緊張してしまう場合もあります。

また、完璧を求めるあまり緊張しやすく、言葉が出てこなくなったり、物事を忘れやすくなったりなどのケースが見受けられます。

人からの評価を気にする

人からの評価を気にすることも、緊張しいの人に多く見られる性格の1つです。

人からどう思われるかや、どう見られるかを過剰に気にしすぎて、緊張してしまうケースがあります。

緊張しいな人は、他人から悪い評価を受けることに恐怖心があり、その恐怖心が緊張感を生んでいることが多いです。

また、自己肯定感が低く自信を持てないことが、人からの評価を気にする原因である可能性があります。

緊張しいな性格のメリットとデメリット

ここからは、緊張しいな性格のメリットとデメリットについて紹介していきます。

  • メリット
  • デメリット

メリット

ミスが少ない

ミスが少ないことは、緊張しいな性格の主なメリットと言えるでしょう。

緊張しいの人は、失敗しないよう細心の注意を払うため、ミスが少ない傾向があります。また、大雑把な処理をしたり思いつきで行動しないため、自身で思うよりも周りから高い評価を得ている場合が多いです。

これは、物事を完璧にこなすことにこだわる、緊張しいの人ならではの長所と言えます。

念入りに準備を行う

念入りに準備を行うことが多い点も、緊張しいな性格のメリットだと考えられています。

緊張しいな性格の人は失敗することに恐怖を感じやすく、完璧にこなすことにこだわるため、念入りに準備を行う傾向があります。

また、アクシデントやミスに対しても事前に想定して準備していることが多いため、いざという時に対処が可能でしょう。

物事の先読みができる

物事を先読みできる傾向があることも、緊張しいな性格のメリットと考えられています。

緊張しいの人は、マイナス思考になりがちですが、裏を返せばアクシデントやトラブルを想定する力があると言えます。

完璧を求める性格であるため、事前に不都合な事態を予測できていることがあります。そのため、緊張しいな人は人前で発表したり話すことが不得意と感じていることが多いですが、サポート業務で能力を生かせる可能性があります。

デメリット

友人を作りにくい

緊張しいな性格のデメリットとして、友人を作りにくいことが挙げられます。

コミュニケーション能力が高い人は、初対面の人でも共通の話題を探して距離を縮めたり、連絡先を交換して、次の約束につなげたりすることができることが多いです。

しかし、緊張しいの人は初対面の人と思うように会話ができなかったり、おどおどしてしまったりして、友人関係を築くことが難しいと感じてしまうことがあります。

また、積極的に会話に参加しないことや、自信のなさそうな態度から、相手に誤解されてしまう場合もあるでしょう。

自分の実力を出しにくい

緊張しいな性格は、自分の実力を出しにくいというデメリットが考えられます。

緊張すると動悸やめまいがしたり、言葉が飛んだりして、本来できるはずのことができなくなることがあります。

例えば、練習や準備段階では問題ないのに、本番でミスを連発してしまうというようなケースが、これに当てはまります。

話が上手にできないことが多い

話が思い通りにできないことが多いのも、緊張しいな性格のデメリットであると言われています。

緊張してストレスを感じると、前頭前野の働きが鈍くなり、理論的に話したり要点をまとめたりすることが難しくなると考えられています。

そのため、無意味なつなぎ言葉が増えたり、何度も同じことを繰り返したりしてしまい、相手に伝わりにくくなってしまうことがあります。

このようにして緊張しいの人は、思い通りに話せないことが多く、考えていることが相手に伝わらないという悩みを抱えていることが多いです。

緊張しいな性格になってしまう理由

緊張しいな性格になってしまう理由として、主に以下の5つが挙げられます。

  • 満足に準備をできていない
  • 過去に失敗した経験がトラウマになっている
  • 緊張する状況に不慣れである
  • 自分を過小評価している
  • プレッシャーを感じやすい

満足に準備をできていない

緊張しいな性格になってしまう理由として、自分が納得するまで準備ができていないことが挙げられます。

緊張しいな人は物事がうまく運ぶか心配になり不安を感じるため、準備が足りていない時は余計に緊張しやすくなります。

反対に、不安を感じないほど準備ができていれば、緊張しいな性格を和らげられる可能性があります。

面接の場合を例に挙げていうと、何度も模擬面接の練習を行い、想定される質問に対する答えをしっかり用意し、答えられるようにしておけば、本番も落ち着いた状態で面接を受けやすいでしょう。

過去に失敗した経験がトラウマになっている

過去に失敗した経験がトラウマになっていると、緊張しいな性格になりやすいです。

過去に失敗した記憶があると、再び同じ失敗をするのではないかという不安につながり、緊張してしまう場合があります。

例えば、大勢の前で発言をして笑われた経験や、大事な試験やテストで思うような結果が出せなかった経験があると、同じようなシチュエーションで不安や恐怖を感じやすくなると言われています。

緊張する状況に不慣れである

緊張しいな性格になってしまう理由として、緊張する状況に不慣れであることも考えられます。

緊張する状況に慣れていないと、少しの失敗やミスでパニックになりやすいです。一方で、緊張していても些細なことには動じず、上手く対処できる人は、緊張する場に慣れていると言えます。

また、本来であれば適度な緊張は、人の力を発揮しやすくするとされています。そのため、緊張する状況に慣れる努力をすることで、緊張しいな性格が改善されて力を発揮しやすくなる可能性があります。

自分を過小評価している

自分を過小評価していることが原因で、緊張しいな性格になっているケースもあり得ます。

自分を過小評価している人は、自信が持てず緊張しいな性格になりやすいです。このような人は、「自分には上手くできない」「他の人がやった方が上手くいく」と思い込み、プレッシャーを感じることで、緊張しやすくなります。

例えば、面接で1人ずつ質問された時に、自分より前に答えた人たちの発言が素晴らしく思えて、どんどん不安になり緊張してしまう場合があります。

プレッシャーを感じやすい

プレッシャーを感じやすい人は、緊張しいな性格になりやすいです。

適度なプレッシャーは、集中力をアップさせたり、自身の成長に繋がったりすることがあります。

しかし、「絶対にミスできない」「完璧にしなければならない」と強く思い込む人は、必要以上にプレッシャーを感じやすく、このプレッシャーによる不安や恐怖から緊張しいな性格になりやすいと考えられています。

【緊張しいな性格向け】主な対策・改善方法

緊張しいな性格を改善する方法や緊張への対策方法は、主に以下の8つが挙げられます。

  • 深呼吸で対策をする
  • 相談できる人に相談する
  • 緊張しいな性格であることを相手に話す
  • 小さな成功体験を積み重ねる
  • 満足するまで準備を行う
  • 様々な人と関わる
  • 自分を追い込み過ぎない
  • 成功する自分を想像する

深呼吸で対策をする

緊張しいな人は、深呼吸で対策をすることで、緊張感を和らげられる可能性があります。

緊張状態になると、自律神経のバランスが崩れ交感神経が刺激されるため、心拍数が上がり呼吸も浅くなる傾向があります。

そのため、動悸がして苦しいと感じたら、ゆっくりと深呼吸してみることがおすすめと言えます。

例えば、自身の発表や発言の前には、意識してゆっくり呼吸をしましょう。プレゼンや発表の最中でも、焦りを感じた時は少し間を取って、大きく息を吸ってから話始めるのも1つの方法です。

深呼吸をする方法は、時と場所を選ばず実践できるため、緊張している時はまず試してみると良いでしょう。


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相談できる人に相談する

緊張しいな性格を改善するためには、信頼のおける人に相談することもおすすめと言えます。

上司や同僚などに、自身が緊張しいな性格であることを相談しておくと、力を貸してもらえる場合があります。

身内や信頼関係のある人に相談をして協力を仰ぐことで、さまざまな対策を講じることができ、味方がいるという安心感につながることがあります。

緊張しいな性格であることを相手に話す

緊張しいな性格であることをあらかじめ話し相手に伝えることも、緊張しいな性格を改善する方法の1つと言えます。

緊張を隠さず素直に相手に伝えると、少し気持ちが軽くなり、落ち着いた状態で話しやすくなります。また、相手によっては同調してくれたり、緊張していることに対して気遣ってくれる場合もあります。

緊張することは悪いことではないため、相手に正直に話すことで理解してもらいやすくなり、自身の緊張もほぐれやすいでしょう。

小さな成功体験を積み重ねる

小さな成功体験を積み重ねることも、緊張しいな性格を改善する方法として有効だと考えられています。

緊張しいな性格を改善するためには、自分の能力に自信を持つことと、場数を踏むことが大切でしょう。

日頃から、緊張してもやり遂げる経験を積むことで、徐々に自信が持てるようになり、成功するイメージが湧きやすくなります。

最初は簡単に達成できる目標を立て、少しずつ難易度を上げていくようにしましょう。。例えば、大勢の前でのスピーチが苦手な人向けの成功体験の作り方として、最初は1人を相手に話をし、人数を少しずつ増やしていく方法などがあります。

満足するまで準備を行う

緊張しいな性格を改善する方法として、満足するまで準備を行うことが効果的な場合があります。

準備不足は不安を生じさせ、緊張することにつながりやすいです。多くの場合、満足するまで準備を行うことで、失敗に対する不安が和らぎ、本番でも緊張しにくくなるでしょう。

悔いのないレベルまで準備を行い「ここまでやったんだから大丈夫」「これだけやってダメだったら仕方ない」と思えれば、過度な緊張が生じる可能性は低いと言えます。

様々な人と関わる

様々な人と関わることで、緊張しいな性格を改善できるケースがあります。

想定外のシチュエーションが起きた時に焦って緊張しないために、様々な人と関わる経験を積むと良いでしょう。

人によっては思いもよらない行動を起こす人もいます。そのため、そのような予測できない事態や行動に慣れることで、緊張しいな性格を改善できる場合があります。

自分を追い込み過ぎない

緊張しいな性格を改善するためには、自分を追い込み過ぎないようにすることが良いと考えられています。

完璧主義をやめることで、緊張しいな性格を改善できる場合があります。すべてを完璧にこなそうと追い込むほど、苦しくなるのは自分であることが多いです。

また、自分では完璧だと思っていても、相手の求めている完璧とは一致していないことも少なくないです。

完璧でなくても良いと考え、6〜7割くらいを求める気持ちで、物事に取り組むことがおすすめと言えます。

成功する自分を想像する

成功する自分を想像することで、緊張しいな性格を改善できる見込みがあります。失敗したときのイメージが大きくなるほど、不安感に襲われ緊張しやすくなると考えられています。

マイナスなイメージを払拭するには、成功する自分を想像し、プラスのイメージを植え付けることが大切であると言えます。

日頃から、成功した時の周りの反応や自身の気持ち、表情など具体的に想像すると良いでしょう。

緊張したときに緊張を和らげる方法

緊張したときに緊張を和らげる方法は、主に以下の5つが挙げられます。

  • 声を張る
  • その場でストレッチをする
  • 音楽や匂いを楽しむ
  • 自分へのご褒美を設定する
  • ポジティブな言葉を自分に言い聞かせる

声を張る

緊張しやすい性格の人が緊張を和らげるには、声を張ると良いでしょう。

緊張すると喉の筋肉が動きにくくなり、声が小さくなりやすいです。そこで、意識して声を張ると自然と腹式呼吸になるため、自律神経のバランスが整いリラックスできることがあります。

また、声を張るために姿勢が良くなり、堂々としている印象を与えやすいです。

なお、叫ぶように大きな声を出すと不快感を感じる人もいるため、できるだけお腹から声を出すように意識しましょう。

その場でストレッチをする

その場でストレッチをすることも、緊張を和らげる効果があると考えられています。

緊張すると、体に力が入り筋肉が強張ります。そこで、筋肉をほぐすストレッチを行うと、リラックス効果が見込めて、緊張をほぐしやすいです。

周りに人がいて大きく体を伸ばしにくい場合は、肩甲骨を意識して肩や首を回したりすると良いでしょう。

音楽や匂いを楽しむ

音楽や匂いを楽しむことも、緊張を和らげる方法の1つです。

好きな音楽を聴いて気分を上げたり、ゆったりとした音楽を眠る前に聴いたり、音楽はその時のメンタルに作用する効果があると言われています。

匂いも音楽と同じく、好きな香りやリラックス効果のある香りを楽しむことで、心が落ち着きやすくなると考えられています。

場所を選ばずに匂いを楽しみたい場合は、ハンカチにアロマオイルなどを垂らしておくのがおすすめです。

自分へのご褒美を設定する

緊張したときに緊張を和らげるために、自分へのご褒美を設定することも良い方法でしょう。

緊張するような場面や緊張する出来事がある場合、終わったあとに自分へのご褒美を設定しておくと緊張を緩和しやすいです。

「これを乗り越えればご褒美にありつける」と気分が上がり、不安を感じている場合でも気持ちを切り替えやすくなります。

例えば、面接やテストなどが終わったら、好きなものを好きなだけ食べに行くというようなやる気が出るご褒美を設定すると良いでしょう。

ポジティブな言葉を自分に言い聞かせる

ポジティブな言葉を自分に言い聞かせることも、緊張を和らげる際に有効な方法と言えます。

マイナス思考になり不安が大きくなるほど、人は緊張しやすくなる傾向があります。

「自分ならできる」「失敗して恥ずかしい思いをしても命まで取られるわけではない」とポジティブな言葉を言い聞かせることで、気持ちが楽になり緊張を和らげられる場合が多いです。

緊張しいに関連するよくある質問

「緊張しい」はどこの方言ですか?

「緊張しい」は関西の方言です。

関西方面では、人の気質や特徴を表現する時に「~しい」と言う場合があります。例えば、良い恰好をしたがる人を「ええかっこうしい」、気にし過ぎる人を「気にしい」のように言い表すことがあります。

緊張しいと緊張しやすいはどのような違いがありますか?

緊張しいと緊張しやすいという2つの言い回しにおける主な違いは、方言であるか標準語であるかという点です。

基本的に同じ意味ですが、緊張しいの方が親しみやすさを込めた、ポジティブなニュアンスが含まれている場合があります。

緊張しいな人と緊張しいではない人に違いはありますか?

緊張しいな人と緊張しいではない人に違いはあります。

緊張しいな人と緊張しいではない人の相違点は、自分と他者のどちらに意識を向けているかであると言われています。

緊張しいな人は、人からどう思われているかや人に良く思われたい気持ちが強いため、結果的に自身を緊張する状態に追い込んでいることがあります。

また、緊張しいでない人は、人からどう思われるかよりも相手のことに興味があるため、プレッシャーを感じにくいと言えます。

緊張してしまう状況はどのような場面ですか?

緊張してしまう状況には、以下のような場面があると考えられています。

  • 会社のプレゼンや学校の発表会など人前で何かを披露する場面
  • 面接やテストなど良い結果を出さなければならない場面
  • 初対面や目上の人など普段接することの少ない人と話す場面 など

このように非日常的な場面やプレッシャーのかかる場面では、緊張してしまう人が多いと言えます。

緊張しいを前向きな言葉に言い換えるとどのような表現になりますか?

緊張しいを前向きな言葉に言い換えると、以下のような表現になります。

  • 丁寧でミスが少ない
  • 綿密な準備ができる
  • 何事にも真剣に取り組む など

緊張しいな性格の人は、ネガティブな側面のみに注目されがちですが、言い換えれば良いところもあるため、その点も認識しておく必要があるでしょう。


【監修者プロフィール】

江東こころのクリニック院長 

谷本 幸多朗医師

九州大学医学部卒業後、帯広第一病院にて救急医療や外科及び内科の研修を経験する。

2013年より久喜すずのき病院にて精神科急性期医療を後期研修し精神保健指定医となる。

2018年より江東区にて一般メンタルクリニックに加えて認知症デイケアを併設した物忘れ外来も行う精神科クリニックである江東こころのクリニックを開業し、現在に至る。

▼主な経験

・精神保健指定医の経験あり

・製薬会社主催の各講演会や地域の医療職対象の勉強会において講演や座長の経験多数あり

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