リフレッシュが必要なのはいつ？
リフレッシュが必要なときは、主に以下の3つの状況に分けられることが多いです。
- 疲れを感じた時
- ストレスを感じた時
- 不安や焦りを感じている時
仕事でのトラブル対応や家事との両立など、日常生活で疲れを感じる場面が多い場合、リフレッシュが必要になることがあるでしょう。また、上司や同僚、友人との人間関係でストレスを感じたり、自分の思い通りに事が運ばないことへの焦りを感じることが原因でストレスを抱えてしまうケースが多くあります。
このように、イライラしたり心身ともに落ち込んだりしているときに、リフレッシュが必要だと感じる可能性が高いです。
目次
【気分転換におすすめ】リフレッシュ方法を紹介
リフレッシュ方法を、以下の2つの状況に分けて解説していきます。
- 休日にできるおすすめの方法
- 会社でもしやすいおすすめの方法
休日にできるおすすめの方法
動画を見る
動画を見て笑ったり、感動したりすることで感情が動き、リフレッシュできる可能性が高いです。例えば、YouTubeやドラマ、映画などを見て、家で休日を過ごすと良いでしょう。最近は、ドラマや映画などが携帯で簡単に見れるサブスクリプションが多くあるため、加入を検討してみるのもおすすめです。
実際に動画から得られる情報に気を集中させることでストレスを忘れられることが多いです。
お酒を楽しむ
リフレッシュ方法として、お酒を飲むことも良いと言われています。適量の飲酒には、リフレッシュ効果がある場合が多いです。適量を超えない程度に飲酒を楽しむと良いでしょう。
例えば、厚生労働省では度数が5％のビールの場合、500mlが1日に摂取するアルコールの適量とされています。また、適度な飲酒は緊張感が和らぐため、コミュニケーションの潤滑油になり得るでしょう。
そのため、飲み会に参加することも、活発なコミュニケーションが取れる場合が多いです。ただし、お酒の飲みすぎは逆効果になる場合があるため、注意が必要でしょう。
入浴をする
入浴することが良いリフレッシュ方法となる場合があります。入浴することで、体の血の巡りが良くなり、全身の疲れが和らぐ可能性が高いです。
これは、副交感神経が優位になり、気分が穏やかになる効果があるためと言われています。なお、お風呂の温度は40℃以下のぬるめに設定し、10〜20分程度つかると良いでしょう。
買い物をする
買い物をすることも、リフレッシュになる場合があります。日々の頑張りへのご褒美として、我慢していたものを買うと良いでしょう。結果として気分転換になり、これからも頑張ろうという気持ちになることが多いです。
ただし、リフレッシュ方法として買い物を続けていると、買い物に依存する可能性があるため、過度な買い物には注意が必要でしょう。
趣味の時間をとる
趣味の時間を取ることで、リフレッシュできる可能性があります。趣味に集中することで、人間関係や仕事などストレスの原因から離れ、リフレッシュできることが多いです。
例えば、カラオケや読書、推し活など簡単にできる趣味がおすすめと言えるでしょう。さらに、趣味から新たな友人ができる可能性があり、日々が充実する可能性が高いです。
料理を作る
料理をすることも、良いリフレッシュ方法と言えます。料理は無心で作ることができるため、集中することでストレスを忘れられる場合が多いです。
これは、人が同様の動作を同じリズムで続けると、脳がリラックスした状態になり、脳の中にあるセロトニンが活発になるためと言われています。料理の中での一定のリズムの例として、皿洗いや千切りなどの動作が当てはまります。
また、上手に料理を作ることができれば、満足感を得られる可能性があります。
今はネット検索で簡単に料理レシピを手に入れられるため、試してみると良いでしょう。
マッサージをしてもらう
リフレッシュするための、より簡単な方法はマッサージをしてもらうことでしょう。マッサージ師に施術してもらうことで、凝りが解消され、血の巡りが良くなる可能性が高いです。
また、副交感神経が交感神経よりも優位になることで、気持ちが和む場合が多いです。
旅行をする
旅行に行くことも、リフレッシュ効果があると言えます。
来たことがない場所での経験や判断をすることで、脳に刺激を与えることができるでしょう。
その結果、脳の働きが活発になり、心身のリフレッシュに繋がる場合が多いです。
会社でもしやすいおすすめの方法
その場で体を動かす
その場で体を動かすこともおすすめのリフレッシュ方法でしょう。体を動かすと、幸せホルモンである「セロトニン」が分泌され、自律神経が整い、気持ちが落ち着くと言われています。
例えば、体を伸ばすなど仕事中に座りながらできるストレッチを試すと良い場合が多いです。
ただし、長時間の座位は血栓のリスクになる可能性がありますので、1時間に1度は立つと良いでしょう。
深呼吸をして呼吸を整える
リフレッシュ方法として、深呼吸をして呼吸を整えることもおすすめです。緊張しているときや、疲労がたまっているときは、呼吸が浅い場合があります。
そこで、意識して深呼吸をすることで、気持ちを切り替えられる場合が多いです。
さらに、仕事の合間で深呼吸をすることを習慣化すると、自分の気持ちをコントロールしやすくなる可能性があります。
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好きな香水をつける
好きな香水をつけることで、リフレッシュ効果を得られる可能性が高いです。
好きな匂いを嗅ぐことで気持ちが和らぐでしょう。
どのような効果を得たいかによって種類を選べるアロマを試してみても良いでしょう。
甘いものを食べる
甘いものを食べることでも、リフレッシュできるでしょう。甘いものを食べると、精神の安定に寄与する成分である「セロトニン」が分泌されることが多いです。そのため、仕事の合間に好きなお菓子を食べると、気持ちを切り替えられる場合があります。
また、疲労がたまっているときにご褒美として甘いものを食べることも、明日の活力となり、良いでしょう。
しかし、甘いものの食べすぎは肥満の原因になる可能性があるため、注意が必要です。
水やコーヒーを飲む
水やコーヒーを飲むことでも、リフレッシュ効果を得られる場合があります。仕事の合間に水やコーヒーを飲むことで、頭を休めることができ、リフレッシュに繋がるでしょう。
また、コーヒーの香りにはストレスを和らげる成分が含まれていると言われています。
効率的に仕事をこなすためにも、コーヒーや水を飲むことで程よく気分転換をすることは大切でしょう。
昼寝をする
昼寝をすることもリフレッシュに繋がることも多いです。
ほどよく昼寝をすることで頭がスッキリし、午後の仕事も頑張れるでしょう。
しかし、長時間寝てしまうと、逆効果になる可能性が高いため、昼寝は10〜20分程度にすることが大切でしょう。
好きな音楽を聴く
好きな音楽を聴くことも、良いリフレッシュとなるでしょう。好きな音楽を聴くことで、副交感神経が優位となり、リフレッシュに繋がる場合が多いです。
これは、「ドーパミン」という幸せホルモンが分泌され気持ちが落ち着くためと言われています。
人と会話する
人と会話をすることも良いリフレッシュ方法になります。同僚や上司などと、仕事関係ではない話をすることで気分がリフレッシュする可能性が高いです。
また、何気ない雑談がきっかけで同僚や上司と、より仲良くなれることもあるでしょう。
さらに、悩みや不安がある場合に話をすることで気持ちの動揺を抑えられる場合も多いです。悩みに対するアドバイスがもらえたり、アウトプットをすることで悩みを客観視することが可能になり、気持ちに余裕が出る可能性が高いです。
社内での悩みを共有することは、仕事のパフォーマンスを上げると言えるでしょう。
リフレッシュ方法を試すメリット
リフレッシュ方法を試すメリットは主に以下の2つがあります。
- 効率が上がる
- 心に余裕が生まれる
仕事でストレスを感じているときは、集中して仕事ができない可能性が高いです。集中が切れた状態で仕事をしているよりも、ストレス解消の時間をとり、リフレッシュをした方が仕事の効率が上がるでしょう。
また、リフレッシュ方法を試すことで心に余裕が生まれる場合が多いです。リフレッシュをすることで、明るい気分になったり、主体的に行動できるようになるでしょう。その結果、ストレスを感じにくくなる可能性が高いです。
おすすめできないリフレッシュ方法
おすすめできないリフレッシュ方法は主に以下の4つでしょう。
- ネットに浸る
- 必要以上の睡眠
- 適量を超えたカフェインの摂取
- 度を超えた買い物
ネットに浸る
おすすめできないリフレッシュ方法として、ネットに浸ることが挙げられます。ネットは簡単に新しい情報を手に入れることができます。そのため、ネットに浸っていると、大量の情報により脳が興奮状態になる可能性があります。
したがって、スマホを見ながら休憩しても、脳は休まらないため、良いリフレッシュ方法とは言えないでしょう。同様に、寝る前にスマホを触ることも注意が必要な場合が多いです。寝る前にスマホを触ると、脳が興奮状態になり、良い睡眠を取れなくなるでしょう。
また、ネットを見ていると、ネットショッピングをしてしまったり無駄な出費に繋がってしまう可能性が高いです。さらに、スマホに依存すると脳を疲労させてしまい、身体の不調を生み出すケースがあります。
以上から、スマホやパソコンは自分でルールを作って使用することが大切と言えます。
必要以上の睡眠
必要以上の睡眠をとることもおすすめできないリフレッシュ方法として挙げられます。休日に昼過ぎまで寝るような生活は体を壊してしまう可能性が高いです。
例えば、起床時間が通常時から2時間以上遅れると体内時計が狂い、生活のリズムに影響が出る場合が多いです。休日はいつもと同じ時間に就寝して、通常と同じ時間か少し遅い時間に起床すると良いでしょう。
また、昼寝のしすぎも注意が必要です。コツとして昼寝は15分〜20分程度に収めると、気分がよくなり、リフレッシュできる可能性が高いです。
適量を超えたカフェインの摂取
適量を超えたカフェインを摂取することも、リフレッシュ方法としておすすめできない場合が多いです。カフェインは、摂取することによって集中できたり、眠気が覚めるためリフレッシュに繋がるでしょう。
しかし、適量を超えたカフェインの摂取は、体に悪影響を与える可能性が高いです。適量を超えたカフェインを摂取すると興奮状態になり、些細なことが心配になったり、寝つきが悪くなってしまいます。
ちなみに、大人でもコーヒーは一日2〜3杯程度が適量だと言われています。
ただし、エナジードリンクにはコーヒーよりも多くのカフェインが入っていることが多いため、注意が必要でしょう。
度を超えた買い物
リフレッシュをするために、度を超えた金額の買い物をすることもおすすめできないでしょう。買い物をすることで、負担に感じていることや日々のストレスを忘れて、一時的にリフレッシュできる場合が多いです。
しかし、のちの生活に支障をきたすような金額の買い物を行うと、新たなストレスを生むきっかけとなってしまう恐れがあります。毎月の収入を超える金額の買い物を続けることで、借金苦に陥ってしまった場合、リフレッシュ以上のストレスを感じてしまう可能性が高いです。
自分の自由に使える金額の範囲で、買い物をすることが重要と言えるでしょう。
リフレッシュ方法に関するよくある質問
リフレッシュとは何ですか？
リフレッシュとは、気分や体をリセットすることと言われています。
日常でストレスがたまったとき、リフレッシュをすることで気持ちが和らぎ、心身を良好な状態に保つことができるでしょう。
心身に疲労がたまると、どのような症状が出ますか？
心身に疲労が蓄積すると、心身の様々な部分に不調が出る場合が多いです。
疲労感と合わせて、熱や不眠、集中力の欠如が見られたら注意が必要でしょう。
また、症状が継続した場合は早めに医療機関への受診が肝要です。
なお、心身の疲労を放置するとうつ病などの精神疾患や心身症に繋がってしまう可能性が高いです。
【監修者プロフィール】
江東こころのクリニック院長
谷本 幸多朗 医師
九州大学医学部卒業後、帯広第一病院にて救急医療や外科及び内科の研修を経験する。
2013年より久喜すずのき病院にて精神科急性期医療を後期研修し精神保健指定医となる。
2018年より江東区にて一般メンタルクリニックに加えて認知症デイケアを併設した物忘れ外来も行う精神科クリニックである江東こころのクリニックを開業し、現在に至る。
主な経験
- 精神保健指定医の経験あり
- 製薬会社主催の各講演会や地域の医療職対象の勉強会において講演や座長の経験多数あり
