コラム

2024.08.13

【プレッシャーに弱い人の特徴がわかる】主な対策・克服方法を紹介

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プレッシャーに弱いとどうなる?

プレッシャーに弱いと、主に以下の3つの影響が現れるでしょう。

  • 情緒が安定しない
  • ミスが多くなる
  • 不眠や食欲不振などの症状が現れやすい

プレッシャーを感じると、情緒が安定しなくなることがあります。自分が追い詰められていることから、小さなことでイライラしてしまうことが多くなりやすいでしょう。その結果、周りの人を気遣えなくなり、人間関係が悪化するケースもあります。

また、プレッシャーを感じるとミスが多くなりやすいです。プレッシャーによる焦りからミスをすると、その状況にさらに焦ってミスが増えるという悪循環に陥る可能性があります。

加えて、プレッシャーを感じると不眠や食欲不振などの症状が現れることもあります。プレッシャーによって常に緊張してしまい、睡眠や食事などの休むべき場面で体が休まらず、悪影響が体に現れやすくなるでしょう。

プレッシャーに弱い人の主な特徴

プレッシャーに弱い人の主な特徴には、以下のようなものがあります。

  • 何事も完璧にこなしたい人
  • 言いたいことを言えない人
  • 使命感が強い人
  • 慎重な性格の人
  • 成功した経験が少ない人

何事も完璧にこなしたい人

何事も完璧にこなしたい人は、プレッシャーに弱いことがあります。成果が出ているにも関わらず何事も完璧にこなしたい人は、自分で基準を上げてしまい、自分自身にプレッシャーをかけすぎている可能性があります。

また、成功しても満足できず頑張り続けてしまうため、疲労していることが多く、プレッシャーを感じやすい状態になっていると言えます。

言いたいことを言えない人

言いたいことを言えない人も、プレッシャーに弱いことが多いです。自分の考えを言えない人は、自分一人で気持ちを整理することが多く、一人で悩みを背負いこんでいる傾向があります。

そのため、問題が起こったときに、誰にも相談できないことからプレッシャーを感じやすいでしょう。

使命感が強い人

プレッシャーに弱い人の特徴として、使命感や責任感が強いことが挙げられます。使命感や責任感が強い人は、同僚や部下の問題も抱え込んでしまうことがあり、自分でプレッシャーを増やしているケースが多いです。

このような人たちは、同僚や部下の些細な問題でも、自分に責任があると考える傾向があります。また、責任感の強さから、自分のみでなく周囲の人間にもプレッシャーを与えてしまう場合もあります。

慎重な性格の人

プレッシャーに弱い人の特徴として、慎重な性格であることも挙げられます。慎重な性格の人は、まだ起きてもいない未来の心配や、細かい点を気にして不安になり、プレッシャーを感じているケースがあります。

このような人たちは、ミスをしてもその経験から学ぶことの方が重要であると考え方を変えることで、プレッシャーを感じにくくなるでしょう。

成功した経験が少ない人

プレッシャーに弱い人は、成功した経験が少ないことも特徴であると言えます。成功した経験が少ない人は、自己肯定感が低い人が多いです。

自分に自信がない人が、周りの人から期待されると、過度にプレッシャーを感じてしまうでしょう。

【プレッシャーに弱い人必見】克服方法5選

プレッシャーを克服する方法には、以下のようなものが挙げられます。

  • 人に相談する
  • 考え方を変える
  • 深呼吸を習慣化する
  • プレッシャー源を明らかにする
  • 上手くいった時の自分を想像する

人に相談する

プレッシャーを克服するために、人に相談することは良い方法と言えます。

プレッシャーを一人で抱え込んでいると、徐々に悪い方向に考えてしまうことが多いです。プレッシャーを感じたら、相談できる人に話してみましょう。周りの人に相談することで、ポジティブな意見をもらえたり、自分自身の肩の荷が下りる場合があります。

周りの人に悩みを打ち明けることは勇気が必要ですが、ミスをするよりは良いと考えると踏ん切りがつくでしょう。

考え方を変える

考え方を変えることで、プレッシャーを克服できることがあります。プレッシャーを感じたとき、ミスをしてしまうかもしれないと、どうしても悪い方向に考えてしまう人は多いでしょう。

そこで、「どうにかなる」と考えるようにするとプレッシャーを感じにくくなります。自分自身で満足に準備ができていると自負している状態であれば、あとは「どうにかなる」と思うことで、気持ちを楽に本番を迎えられるでしょう。

深呼吸を習慣化する

深呼吸を習慣化することで、プレッシャーを克服できる可能性があります。

人はプレッシャーを感じると心拍数が上がり、呼吸が早く、浅くなります。そこで、深呼吸をして息を整えることで、心拍数を下げ、気持ちが落ち着くことによってプレッシャーを感じにくくすることができるでしょう。

また、深呼吸を習慣化することで、プレッシャーの影響を受けにくい心身を作ることができると言われています。

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プレッシャー源を明らかにする

プレッシャー要因を明らかにすることは、プレッシャーを克服する良い方法だと言えます。自分の悩みを書き出すことで、プレッシャー要因が明らかになることがあります。自分の気持ちを書き出していくと、落ち着いて自分の気持ちと向き合うことができ、現状を正しく認識できるでしょう。

ストレス源を把握したら、それを日常から除去する方法を考えていきましょう。

成功したときの自分を想像する

成功したときの自分を想像することで、プレッシャーを克服できることがあります。プレッシャーを感じたとき、自分がミスをした姿を想像することが多いでしょう。意識的に上手くいったときや成功したときの自分を想像することで、目標が明確になり、目標達成のための道筋も見えやすくなります。

その結果、ネガティブな気持ちになることなく、プレッシャーを感じずに前向きにチャレンジできるようになるでしょう。

プレッシャーに弱い原因

プレッシャーは主に苦手意識がある、もしくは未経験である物事に挑戦するときや、自分自身の自信のなさから生まれると言われています。

苦手意識がある、もしくは未経験である物事を行う状況のとき、無理をしてでも成功させないといけないと意気込んでしまい、プレッシャーを生む場合があります。何事も意気込みすぎず、ほどよく楽観的な気持ちを持って物事に臨んでみると良いでしょう。

また、自分に自信が持てないのは、過去にミスをした経験から来ている可能性があります。過去にミスをした経験は、マイナスな方向へ考えてしまう原因となり、さらなるミスを繰り返し、自己肯定感が下がってしまうでしょう。そのため、プレッシャーに強くなるためには、自己肯定感を上げることが重要だと言えます。

プレッシャーを感じるメリット

プレッシャーを感じるメリットは主に以下の3つが挙げられます。

  • 発想力が豊かになる
  • 成長を感じることができる
  • プレッシャーに打ち勝つたびに精神的に強くなる

プレッシャーを感じることで、発想力が豊かになるというメリットがあると言われています。プレッシャーを感じているときはやる気に満ちており、今までとは別の切り口で案が出てくることがあります。

また、プレッシャーにより、自分の成長を感じることができるでしょう。プレッシャーを乗り越えて成功させたという実績は、自分にとって大きな自信となり、能力の成長にも繋がります。

さらに、プレッシャーに打ち勝つたびに精神的に強くなる場合が多いです。次に同じようなプレッシャーを感じても、臆することなく挑戦できるようになるでしょう。

プレッシャーに弱いことに関連するよくある質問

プレッシャーを感じることで悪影響はありますか?

プレッシャーが大きすぎると、体が常に緊張しており、心身に悪影響が出る可能性があります。大きなプレッシャーを感じることで、休日に疲労を回復できなかったり、自分の実力を出し切れないといった状態になりやすいでしょう。

ストレスとプレッシャーの違いはありますか?

プレッシャーとストレスには違いがあります。プレッシャーとは主に、周囲の環境や期待から来る精神的な重圧だと言われています。一方、ストレスとは、プレッシャーなどの外的要因によって心身に影響が出ることだと考えられています。

ただし、ほどよいプレッシャーは適度なストレスになり、気力を高める場合があります。

しかし、過度に負担となるプレッシャーを背負うと大きなストレスになり、心身ともに悪影響を及ぼす危険性があるため、注意が必要です。

プレッシャーを感じやすくなる仕事はありますか?

プレッシャーを感じやすくなる仕事には、主に以下の3つがあります。

  • 責任が大きい仕事
  • 目標が高い仕事
  • 未経験である仕事

これらの仕事は、「自分にはできないかもしれない」と考えてしまうことが多く、自分を追い詰めやすいでしょう。そのため、プレッシャーを感じてしまうことが多いと言えます。

【監修者プロフィール】

江東こころのクリニック院長 

谷本 幸多朗 医師

九州大学医学部卒業後、帯広第一病院にて救急医療や外科及び内科の研修を経験する。

2013年より久喜すずのき病院にて精神科急性期医療を後期研修し精神保健指定医となる。

2018年より江東区にて一般メンタルクリニックに加えて認知症デイケアを併設した物忘れ外来も行う精神科クリニックである江東こころのクリニックを開業し、現在に至る。

主な経験

  • 精神保健指定医の経験あり
  • 製薬会社主催の各講演会や地域の医療職対象の勉強会において講演や座長の経験多数あり

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