コラム

2024.08.14

人間関係でストレスを感じている人必見!職場でのストレスの原因・理由と解消方法を紹介

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多くの人が人間関係でストレスを感じている

人間関係でストレスを感じている人は多いでしょう。

厚生労働省によると、

「仕事でのストレス」がある労働者が挙げた具体的なストレスの内容(3つ以内の複数回答)としては、「職場の人間関係の問題」(38.4%)が高く、次いで「仕事の質の問題」(34.8%)、「仕事の量の問題」(30.6%)の順となっている。

引用:厚生労働省

以上のような調査結果があり、仕事において多くの人が人間関係でストレスを感じていると言えます。

職場での人間関係でストレスがたまる理由・原因

職場の人間関係でストレスがたまる理由は主に以下の4つが挙げられます。

  • 周りの人と比較してしまう
  • 相手への期待値が高すぎる
  • 言いたいことを我慢してしまう
  • 波長が合わない人がいる

周りの人と比較してしまう

職場での人間関係でストレスがたまる理由は、周りの人と自分を比較してしまうことであると言われています。周りの人と自分を比較すると、対抗心や妬み、自分に対する劣等感を抱いてしまうことがあります。この気持ちがストレスへと繋がってしまいやすいです。

例えば、他の人が良い結果を出したとき、マイナスの感情が湧き上がってしまう人は注意が必要でしょう。他の人の結果を見ないなど、周りの人と自分を比較してしまう状況を減らすことが大切だと言えます。

相手への期待値が高すぎる

相手への期待値が高すぎることも、職場での人間関係でストレスがたまる理由でしょう。相手への期待値が高いと、思い通りにならなかった時に失望感を感じてしまい、ストレスの原因となる場合が多いです。

例えば、「何でやってくれないのだろう?」と思ってしまう人は、相手への期待値が高すぎるケースがあります。期待通りにならなかった時に相手を非難してしまうと、相手との関係性にヒビが入ってしまうことがあるため、注意が必要でしょう。

言いたいことを我慢してしまう

言いたいことを我慢してしまうことも、職場での人間関係でストレスがたまる理由だと考えられています。気が弱いためにモヤモヤした気持ちを言い出せないと、徐々に相手への不満がたまり、ストレスに繋がることが多いです。

また、相手と比べて自分の方が不満を我慢していると思い込むことから、不平等だと感じてしまい、心が狭くなってしまうこともあるでしょう。

波長が合わない人がいる

波長が合わない人とコミュニケーションをとることも、ストレスがたまる原因となり得るでしょう。波長が合わない人とは、主に一緒に話しているとイライラしたり、疲労感を感じる人です。波長が合わない人と話すとき、緊張状態になるため交感神経が優位になり、ストレスを感じてしまうでしょう。

このストレスを減らすために波長が合わない人から距離をとることが必要な場合があります。

人間関係によるストレスの解消・対策方法

人間関係によるストレスの解消方法は、主に以下の5つが挙げられます。

  • 相談できる人に話す
  • ストレス源となる人から離れる
  • 深呼吸をして冷静になる
  • 自分の振る舞いや意識を変える
  • 違う環境に移る

相談できる人に話す

相談できる人に話すことで、人間関係によるストレスを解消できるケースがあります。仲が良い友達や同僚への相談は、言葉に出すことで悩みの整理ができたり、違う見方でアドバイスを貰える可能性が高いです。

また、人間関係のストレスを一人で背負いこみ、苦しんでいる人が多いです。周りに相談しにくい話や、相談できる人がいない場合は、専門の相談機関を利用しても良いでしょう。

ストレス源となる人から離れる

ストレス源となる人から離れることで、人間関係によるストレスを解消できるでしょう。ストレス源となる人と関わり続けている限り、ストレスを感じ続けてしまうケースがあります。

例えば、ストレス源が友達の場合は、その人と話す頻度を減らすと良いと言えます。仕事の人など、話す頻度を減らすことが難しい場合は、心の中で距離を作ると良いでしょう。

深呼吸をして冷静になる

深呼吸をして冷静になると、ストレス解消に繋がると言われています。

人間関係によるストレスに悩んでいるときは、呼吸が浅い場合があります。そこで、意識的に深呼吸をすることで冷静になり、思考を整理できるでしょう。その結果、気持ちが前向きになるケースがあります。

そして深呼吸をすることを習慣にすることで自分の気持ちをコントロールしやすくなる可能性が高いです。

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自分の振る舞いや意識を変える

自分の振る舞いや意識を変えることは、人間関係によるストレスの解消に繋がりやすいです。人間関係でストレスを感じることは、自分の考え方に原因があると言われています。ストレス源の人を変えることはできないため、自分の振る舞いや意識を変えることでストレスを減らせる可能性が高いです。

なお、以下の4つを意識して行動すると良い場合が多いです。

  • 言いたいことを我慢しない
  • 断る勇気を持つ
  • 高い期待を相手に抱かない
  • 周りの人と自分を比較しない

このように、自分の振る舞いに意識を向け、自分と相手の両方に広い心を持って接すると良いでしょう。

違う環境に移る

違う環境に移ることで人間関係によるストレスの解消ができるでしょう。今とは異なる環境に移ることで、ストレス源の人から離れることができストレスの解消に繋がることがあります。

例えば、仕事においては部署異動を申請すると良いでしょう。部署異動の申請が通らなかった場合、部署内のチームを変えて貰ったり、転職を考えると良い場合が多いです。

人間関係でストレスをためやすい人の特徴

人間関係でストレスをためやすい人の特徴には、主に以下の5つがあります。

  • 何事も完璧にこなしたい人
  • 人と話すことが苦手な人
  • 周囲の目が気になりすぎる人
  • 自分の考えに固執する人
  • 情緒が安定しない人

何事も完璧にこなしたい人は、責任感から失敗を許容できず、人間関係でストレスをためやすいです。また、人と話すことが苦手な人や周囲の目が気になりすぎる人は、自分に自信がない場合が多いです。緊張のしすぎや不安から、人と上手く話すことができず、ストレスを抱えてしまうでしょう。

さらに、自分の考えに固執する人や情緒が安定しない人は、人の意見を受け入れられずに抵抗してしまうため、人と上手くいかず、ストレスを感じると言われています。ストレスがたまる場合、自分の性格にも原因があることが多いため、自分の振る舞いや考え方を見つめ直してみると良いでしょう。

人間関係が原因のストレスによる悪影響

人間関係が原因のストレスによる悪影響は、主に以下の4つです。

  • 不眠になる
  • 疲労感を感じやすくなる
  • 小さなことで気分が沈みやすくなる
  • 仕事のやる気を失ってしまう

ストレスの蓄積により、自律神経が乱れ、興奮状態が続くことで不眠になってしまうケースがあります。同様に、覚醒状態が続くことから気分転換ができず、疲労感を感じやすくなるでしょう。また、ストレスがたまると心が傷つきやすくなってしまい、小さなことでも気分が沈みやすくなると言われています。

さらに、仕事の人間関係がストレスになっているとき、仕事が脳裏に浮かぶとつらくなり、モチベーションの低下に繋がってしまうでしょう。上記のような影響が心身に見られたとき、ストレスを感じていることがあるため、注意が必要と言えます。

人間関係によるストレスに関連するよくある質問

人間関係を良くするために気をつけるべきことはありますか?

人間関係を良くするために、関係を悪化させるような振る舞いをしないことが大切だと言えます。相手を否定するような言動や冷静さを失った行動などをしないように努めましょう。ポイントとして、自分がされると嫌なことを相手にしないということが重要な場合が多いです。

人がストレスを感じるのはなぜですか?

ストレスは、外部からの要因によって発生する緊張状態であると言われています。ストレスを感じることはデメリットが印象深いですが、適度なストレスにはパフォーマンスの向上などのメリットもあるため、上記で解説したストレスの解消方法を試し、対策すると良いでしょう。

どのような環境が人間関係によるストレスを感じやすいですか?

人間関係によるストレスを感じやすい環境は、主に仕事、学校、家庭の3つでしょう。仕事や学校は、いじめや恋愛関係でのトラブルなどでストレスを感じる場合が多いです。また、家庭では、夫婦仲が良くないことや子供の反抗期などでストレスを抱えやすいです。

ストレスをチェックする方法はありますか?

自分でストレスをチェックする方法があります。厚生労働省が職業性ストレス簡易調査票を公開しているため、試してみると良いでしょう。



【監修者プロフィール】

江東こころのクリニック院長 

谷本 幸多朗 医師

九州大学医学部卒業後、帯広第一病院にて救急医療や外科及び内科の研修を経験する。

2013年より久喜すずのき病院にて精神科急性期医療を後期研修し精神保健指定医となる。

2018年より江東区にて一般メンタルクリニックに加えて認知症デイケアを併設した物忘れ外来も行う精神科クリニックである江東こころのクリニックを開業し、現在に至る。

主な経験

  • 精神保健指定医の経験あり
  • 製薬会社主催の各講演会や地域の医療職対象の勉強会において講演や座長の経験多数あり

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